【映画】キングスマン: ゴールデン・サークルのあらすじ・作品情報 | スタイリッシュなアクションとスパイの世界が再び

『キングスマン: ゴールデン・サークル』は、2017年に公開されたマシュー・ヴォーン監督のアクションスパイ映画で、『キングスマン: ザ・シークレット・サービス』の続編にあたります。前作で見せたスタイリッシュなアクション、ユーモア、そしてイギリス流のスパイ要素がさらに進化し、観客を再び驚かせる作品です。本作では、キングスマンの本拠地が壊滅的な打撃を受け、世界中の安全が脅かされる中、エグジーとハリーはアメリカのスパイ組織「ステイツマン」と手を組み、新たな敵に立ち向かいます。魅力的なキャラクターと予測不能なストーリー展開で、再び観客を虜にする本作は、スパイ映画の新たなスタンダードを確立しています。

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

イギリスのスパイ組織「キングスマン」のエージェントであるエグジーは、前作での活躍により、一流のスパイとして成長しました。しかし、キングスマン本部が謎の攻撃により壊滅させられ、組織は大打撃を受けます。生き残ったエグジーとメカ担当のマーリンは、緊急時のために用意されていた「ドゥームズデイ・プロトコル」に従い、アメリカにある同盟スパイ組織「ステイツマン」に助けを求めます。

ステイツマンは、キングスマンとは異なる文化を持つが、同じく世界平和を守るために活動している組織です。エグジーたちはステイツマンの協力を得て、事件の背後にいる謎の組織「ゴールデン・サークル」に立ち向かうことになります。この組織を率いるのは冷酷な女性リーダー、ポピー・アダムス。彼女は、世界中に麻薬を供給する一大ネットワークを築き上げ、その力を使って世界を支配しようと企んでいます。

キングスマンとステイツマンのエージェントたちは、ポピーの計画を阻止するため、彼女の秘密基地に潜入し、激しい戦いを繰り広げます。前作で亡くなったと思われていたハリー・ハートが記憶喪失の状態で生きていることが判明し、彼を元の状態に戻すためのミッションも進行します。ポピーを倒すため、エグジーとハリーは協力し、危険な任務に挑みます。

エグジー・アンウィン

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

エグジーは、前作から引き続き登場する主人公で、キングスマンの一流スパイです。元々は無鉄砲な青年だったエグジーですが、前作での経験を通じて成長し、今では冷静かつ優れたスパイとして活躍しています。本作では、キングスマンの壊滅という試練に直面し、ステイツマンと協力して新たな敵に立ち向かいます。タロン・エジャートンが演じるエグジーは、機転の利く若きスパイとして、アクションシーンでもその魅力を存分に発揮しています。

ハリー・ハート

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

前作でエグジーのメンターとして登場し、死亡したと思われていたハリー・ハートが、本作で復活します。彼は記憶を失い、かつての自分を取り戻すための過程を経て、再びエグジーと共に戦います。コリン・ファースが演じるハリーは、紳士的でありながらも冷静な判断力と高い戦闘能力を持ち、物語の重要な役割を果たします。ハリーの復活は、ファンにとって大きな驚きと喜びをもたらしました。

マーリン

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

マーリンは、キングスマンのメカニックおよび技術担当者であり、エグジーと共に組織を再建しようと奮闘します。頭脳明晰であり、危機的状況でも冷静に対応する能力を持っています。本作では、マーリンの感情的な一面も描かれ、エグジーとの絆がより深くなります。マーク・ストロングが演じるマーリンは、シリーズにおける堅実なキャラクターとして、物語を支えています。

ポピー・アダムス

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

本作の敵役であるポピー・アダムスは、冷酷かつ計算高い麻薬王です。彼女は世界中に麻薬を広め、その影響力を使って世界を支配しようとします。ポピーは自らの力を誇示するため、無慈悲な手段を用い、キングスマンを壊滅に追い込みます。ジュリアン・ムーアが演じるポピーは、どこか狂気じみた魅力を持ち、彼女の存在感が物語に緊張感を与えます。

テキーラ

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

テキーラは、ステイツマンのエージェントであり、エグジーとマーリンを助けるために登場します。彼は、ステイツマンの中でも特に腕利きのスパイであり、豪快な性格と優れた戦闘能力を持っています。チャニング・テイタムが演じるテキーラは、アメリカンスタイルのスパイとして、キングスマンとは異なる魅力を持つキャラクターです。彼の登場により、物語は一層ダイナミックな展開を見せます。

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

映画の中盤では、エグジーとハリーがステイツマンと協力し、ポピー・アダムスが支配する「ゴールデン・サークル」の秘密基地に潜入するシーンが描かれます。この基地は、南米のジャングルに隠された豪華な施設で、ポピーの異常な趣味が反映された装飾が施されています。潜入作戦は一筋縄ではいかず、複数のトラップや戦闘がエージェントたちを待ち受けています。特に、ハリーがかつての自分を取り戻す過程が感動的で、彼とエグジーの絆が再び強固になる瞬間です。

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

物語の後半では、エグジーたちがアメリカのスパイ組織「ステイツマン」との協力を深め、共同でゴールデン・サークルに対抗する展開が描かれます。テキーラやウイスキーといった個性的なステイツマンのメンバーたちが、キングスマンのメンバーと共にスパイ活動を行い、世界を救うための奮闘を見せます。特に、ウイスキーが見せるアクションシーンは圧巻で、彼のスキルと勇敢さが物語を盛り上げます。

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

クライマックスでは、エグジーとハリーがポピー・アダムスとの最終決戦に臨むシーンが展開されます。ポピーの秘密基地で繰り広げられる激しい戦闘の中で、彼女の野望を打ち砕くための最後の戦いが描かれます。ポピーの冷酷さとエグジーたちの勇敢さが対比され、緊張感あふれる戦いが続きます。最終的に

、彼らはポピーを打ち負かし、世界を救うことに成功しますが、その過程で多くの犠牲が払われ、エモーショナルなエンディングが観客の心を揺さぶります。

出典：映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』

本作の監督は、前作に引き続きマシュー・ヴォーンが務めています。ヴォーン監督は、スタイリッシュなアクションとユーモアを巧みに融合させた独自のスパイ映画スタイルを確立し、本作でもその手腕を発揮しています。また、製作にはヴォーン監督自身も参加しており、彼のビジョンが色濃く反映された作品となっています。

– エグジー・アンウィン役: タロン・エジャートン
– ハリー・ハート役: コリン・ファース
– マーリン役: マーク・ストロング
– ポピー・アダムス役: ジュリアン・ムーア
– テキーラ役: チャニング・テイタム
– ウイスキー役: ペドロ・パスカル
– ジンジャー役: ハル・ベリー

『キングスマン: ゴールデン・サークル』の主題歌には、エルトン・ジョンの「Saturday Night’s Alright for Fighting」などが使用されています。エルトン・ジョン自身も映画にカメオ出演しており、映画のユニークな要素として注目を集めました。この楽曲は、映画のアクションシーンをさらに盛り上げる役割を果たしています。